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Keyboardio Model01を半年間つかってみた

Kickstarterで2015年にバックしていたKeyboardioが2018年2月に届いた

最初の発送予定からはだいぶ遅くなったけど開発者の方の丁寧なアップデートのおかげでなかなか知れないキーボードの製造の裏側を知れてそれはそれで面白かった

The Model 01: an heirloom-grade keyboard for serious typists by Keyboardio — Kickstarter

Keyboardio Model01について

f:id:nillpo:20180901175442j:plain このキーボードの特徴としては流行りの自作キーボードと一緒で真ん中から割れていて有線で左右を繋ぐタイプのスプリットタイプ

見た目も蝶みたいな独特な形をしていて木製エンクロージャにキー位置に合わせた専用形状キーキャップで片手32キー、さらに指ではなく手のひらで押すキーがある

f:id:nillpo:20180901175054j:plain キー配列はTRONキーボードなども参考にされているらしく修飾キー、Enterなどのキーは全て親指側でタイプするようになっている

キーマップももちろんKaleidoscopeというファームがのっているのでフルカスタムできる

左右を繋ぐケーブルは自作キーボードで一般的なTRS,TRRSケーブルではなくRJ45なのでその辺のLANケーブルを適当につないでも動作する

まだキーボード関係ではあまり見かけないUSB Type-Cを採用されているのでケーブルの向きを気にせずにさせるのも便利

スイッチはALPS互換のmatias Quiet Clickが採用されている(あとでこのスイッチに悩まされることになる)

このスイッチは静音、押下60gのちょっと重めのタクタイルスイッチ

実際に使ってみて

タイピングしている様子

正直、箱から出した時はこれでかすぎだろって思いました(Helixを使っていたせいもある)

でも実際にキーボード上に指を置いてみるとほとんど無理することなく全キー指が届くしキーキャップも指がスッと置ける形状になっているのでむちゃくちゃよかった

キーマップは日本語入力の切替を設定したくらいで後はデフォルトのまま

タイピングでの使用感としてはホーミングキーがF,J以外に小指の位置にもホーミングキーがあるのが地味に便利

今まで小指に集中していたキーが全て親指に移動しているので慣れるのは時間がかかるのはしょうがないけれど慣れてしまうとなんであんなに小指でがんばってたんだろうって思ってしまう

キー入力中にホームポジションからずれることもあまりないのでかなり快適に打てる

スプリットキーボードなので左右を自分の好きな位置に置けるし空いた真ん中に、マグカップ、メモ帳、技術書などを置けるのも意外と快適です

ちょっとよくないところ

  • キーマップを変更する環境作るのがqmkと比べてもちょっと面倒

matiasスイッチがなかなかつらい問題

  • 初期ロットが工場出荷時にジェル状のグリス塗りすぎてめちゃくちゃチャタリングする(一時期matias Quiet Clickがバックオーダーになってたこのせい?)

    • 今はドライテフロンに変更されていて多分問題は起きない
  • 非常によくない打ち心地(個人の感想です)

    • スイッチによってタイピングした感じが全然違う
    • 静音スイッチなのにうるさい

打ち心地よくない問題についてはmatiasからQuiet Click, Click, Linearを200個ずつ仕入れて調べました

調べていてわかったことは

ということです 結論はこういう仕様みたいですね…

まとめ

今購入できるキーボードの中ではかなりいいと思います
ただ、個人的にはスイッチが不満です
現在購入はKeyboardioの公式サイトからできます

shop.keyboard.io